春のワルツ 第6話「謎の小箱」

チェハはウニョンが死んだと思い込み、ピアノを弾く。すべてを忘れるために。そしてやって来たイナに「オーストリアに帰りたい」と言う。チェハが韓国に帰ってきたのは、オーストリアで出会った女性が、子供の頃チョンサン島で一緒に過ごしたウニョンだと思ったからだ。それが別人だったら、やはりウニョンが死んでいたのなら、チェハは心の傷が大きくなっただけだ。チェハは仕事をキャンセルできるのならと窓ガラスを素手で割って手にケガをしようとする。チェハをとめたイナは「あなた、私の知ってるチェハじゃない」と言ってしまう。「その通り、やっとわかってくれた」と冷たく言うチェハ。「どうしていじわるするの」と泣くイナ。そんなイナをチェハは抱きしめてしまう。

一方、ウニョンとフィリップは言葉がうまくかみ合わないながらも、何とかコミュニケーションをとろうとする。ウニョンはフィリップからチェハも一緒に韓国に来ていることを知る。

イナはチェハに「何に苦しんでいるの」と尋ねる。「ぼくの名前を呼んでくれ」「ユン・ジェハ」と答えるイナ。「ユン・ジェハ」とつぶやき自分に言い聞かせるチェハ。そう、スホではなく、チェハとしてしか存在を許されない現実を噛みしめるように。

フィリップはホテルに戻り、チェハに「誰に会ってきたと思う」と質問する。知らん振りのチェハに「ウニョンに会ってきた」と楽しく報告するフィリップだが、チェハは興味のないフリを続ける。フィリップは「ウニョンを誤解してる」と言い、「最初はそう思った」と答えるチェハ。ウニョンを探して病院や食堂に行ったことは隠したままで。チェハにとってフィリップは大切な友人だが、自分が本当はスホであることは打ち明けられないでいる。だから、ウニョンとのチョンサン島での日々も内緒のままなのだ。

ウニョンは友人のミジョンと一緒に暮らしている家に帰る。ミジョンに「イヤなヤツも一緒なの」と聞かれ「人間性欠乏だから気になるだけ」と言うが、ミジョンは「愛憎の入り混じった思いって知ってる?」と聞く。ミジョンの言葉が、なかなか真実をついていて、見ているほうとしては「そうだ、ミジョン、偉い!」と思ってしまう。

フィリップはホテルの自室でウニョンにもらった貝殻を見ながら、ウニョンと初めて会ってからのことを回想する。ウニョンは、なぜかオーストリアで出会ってからのチェハとのことを思い出す。そしてチェハはホテルの窓ガラスに映る自分に向かって「スホ、イ・スホ」とつぶやく。
ウニョンはフィリップと二人で楽しい時間を過ごしても、なぜかチェハが気になる。それが何なのか自分でもわからない。チェハは、自分がスホであることをやめ、チェハとして生きようと思ったことを後悔しているようだ。ウニョンを助けるため、手術代を出してもらうためにチェハになったのに、肝心のウニョンが死んだのなら自分の行為は無駄だったとしか思えない。いくら約束とはいえ、もう「スホ」として生きることはできないのか、という思いがこみ上げてきたようだ。

場面は変わってグリーンミュージックで、ユン・ジェハの新しいアルバムの企画会議。イナが「春に出すので春らしいイメージ」とコンセプトを説明すると、チェハは「春・島・少女」とイメージを広げる。私は「やっぱりチョンサン島かい」と突っ込みながら見てしまう。
そのグリーンミュージックへウニョンが出前を持ってくる。そして運悪く急にドアが開きチェハの靴にコチュジャンをかけてしまう。オーストリアの列車でもコチュジャンをかけてしまったんでしたね。チェハは皮肉を言うが、ウニョンは再会できたことを喜んでいる様子。でもチェハは冷たい態度のまま。
イナはウニョンとの再会を偶然だと思い単純に喜んでいるが、実はフィリップはウニョンが出前にくるだろうと思っていたようだ。

チェハとウニョンが二人きりになるが、なかなか話のきっかけがつかめない。チェハが「子供の頃どこに住んでた?」「なんで?」「なんとなく」「ソウルです」。チェハはわかっていたのだが、それでもまだあきらめきれず残念そうだ。
イナとフィリップも加わり、イナが「まだちゃんとあいさつしてなかったわね」とウニョンに名刺を渡す。ウニョンは「パク・ウニョンです」と言いながらお店の割引券を渡す。チェハは「ソ・ウニョンじゃないのか」とまたも期待を裏切られる。

チェハは、手術が成功した場合、その後ウニョンがどうやって暮らして行くかまでは考えていなかったようだ。もっとも養父から「ウニョンは手術が失敗して死んだ」と聞かされたのだから、そこでいったんウニョンの将来というものを想像することができなくなったようだ。「でも、もしかするとウニョンは生きているかもしれない。いや、生きていて欲しい」と強く願いながら、「いつかウニョンにもう一度会うんだ」という希望だけで生きてきた。イ・スホがユン・ジェハになりきることで精一杯だったのかもしれない。そしてこの重大な秘密を隠すために、大切な友人にも心をすべてさらけだすということはできない。「絶対にボロを出してはいけない」という警戒心から、他人にうかつに心を開くことができなくなっている。

第1話の列車内でウニョンと出会ったとき「ある人に似ている」と言ったチェハに対して、ウニョンが「なんという人に似ているんですか?」と尋ねて「ソ・ウニョン」と答え「えっ、あなたはスホお兄ちゃん」と言っていればそこで終わっていたじゃないかとよく思うのだが、これだけ心を閉ざしているチェハがそんなこという訳ないし、ドラマなんだしね。ウニョンが列車の窓に「にこちゃんマーク」を描いているのを見て「きみ、もしかしてウニョンっていうんじゃない?」なんて気安く話しかける性格でもないし。

ウニョンはチェハの態度が理解できなくて、ミジョンに相談する。「じゃ、はっきり聞いてみたら」と言う言葉に後押しされて一人でグリーンミュージックへ行く。「マフラーを返すため」という口実もあるし。

たまたまチェハが一人で出てきたが、「忘れてた、海苔巻き代」と言ってお金だけ渡してその場を去ろうとする。ウニョンはチェハに問い詰める。「なぜ私を探したの? 支援しようとしたの?」。チェハは答えられない。勝手に期待して軽率な行動をしたと自分を責めるだけ。そしてウニョンに冷たく当たってしまう。期待が大きかっただけ、ウニョンを見るのが辛いから。ウニョンは「支援は結構です」と断る。

ウニョンはオーストリアでのチェハが気になっていた。何か理由があると思っていた。そして韓国で再会できたのだから、今度はもっと仲良くできると思っていた。そしてチェハから自分を探して近づいてきたのに、急に冷たくなったことが理解できない。たちの悪い嫌がらせなのかも・・・。

イナは昔と変わってしまったチェハを小学校へ連れて行く。ここに来ればチェハも子供の頃を思い出してくれるかもしれないという淡い期待を抱いて。イナが小学校時代のことを話すたびに戸惑うチェハ。突然運動場を走り回り、大の字になって寝転ぶ。「ユン・ジェハってどんなヤツだった?」「他人みたいな言い方」とイナは笑ったが、チェハは文字通り他人だ。チェハは「きみが知っているユン・ジェハじゃなく、今日ここで初めて会ったユン・ジェハとしてつき合ってくれるかな」と提案する。イナは承知するが、ここで二人の思いが微妙に違うことに気づかない。イナは「初めて会ったように、一緒に愛を育んでいこう」ととらえたようだ。チェハは「きみの知っているユン・ジェハじゃないのだから、初めて会った人として、一からつき合ってくれ」というニュアンスが感じ取れる。恋人じゃなく、まずは友人から始めていこうという感じでしょうか。

少しはしょって、フィリップはウニョンにプレゼントを渡すため練習場にウニョンをつれてくる。イナはチェハと食事や買い物を楽しみ、車でチェハを練習場まで送ってくる。ウニョンは練習場に置いてある小箱が気になり手に取る。中を見ようとしたが、大切に包んである。フィリップが戻ってきたので相手をしていると、イナに「1曲プレゼントするよ」と言ったチェハがイナと一緒に練習場へ。あわてたウニョンが手に持っていた小箱を見てチェハの顔色が変わる。「ここで何をやってるんだ!!!」とウニョンを怒鳴りつけ小箱を奪い取る。

大切な虹の貝殻が入っている小箱。自分がスホだった頃の宝物。それをウニョンが持っているから怒鳴ってしまった。ウニョンもさっさと中身を見て「あっ、虹の貝殻だ。あれはスホお兄ちゃんだ」と気づいてくれれば、私も見ていてこんなにイライラしないのでしょうが。

そんなわけで、ここで第6話が終わります。テレビでは第8話まで放映されていますが、これからがんばって追いかけますのでヨロシク。

イワシ山タラスケでした。



ここまであわてて書いていたら、松岡利勝農相が自殺したというニュースが飛び込んできました。いやあ、驚きました。「なんとか還元水」と言ってごまかしていたのに、どうしたのでしょう。
安倍総理は擁護していたのに、何があったのか。とりあえず、今日はこれで失礼します。

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    Excerpt: [NHK放送中] 連続韓国ドラマ Weblog: 春のワルツ racked: 2007-05-29 13:02